札幌市の一部で2023年に大発生した蛾「クスサン」が今シーズンも札幌市のススキノなどで目撃されています。

 クスサンは羽を広げると大きいもので10センチ以上になる蛾で、山や森で幼虫からサナギになり8月下旬から9月上旬にかけて羽化します。

 羽化すると寿命は1週間から10日ほどで、エサや水も飲まず交尾する相手を探して産卵します。

 毒はありませんが、札幌市の一部では2023年に大発生しました。

 北海道立総合研究所・林業試験場によりますと大発生のメカニズムは分かっていませんが、大発生すると幼虫が木の葉を食い尽くし枯らしてしまうこともあるということです。

 今シーズンは札幌市ススキノのほか、美唄市や留萌市でも確認されています。

 札幌市では西区西野や手稲区など山が近い地域でも確認されていて、山からススキノに飛んできているとみられます。

 クスサンの発生は、9月上旬がピークになるとみられます。

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