(※午前11時現在)
強い台風10号が北上していて、県内の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っています。

強い台風10号は午前11時現在、熊本県天草市付近を1時間に15キロの速さで北に進んでいると見られます。

県内全域が風速15メートル以上の強風域に、南部の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っています。

KTN記者
「こちらは海沿いの道路です。カーブミラーが根元からぽっきりと折れてしまっています」

台風の接近に伴い県内では風が強まっていて、雲仙岳で午前6時前に最大瞬間風速38メートルを観測しました。

29日の最大風速は陸上で20メートルから30メートル、海上で25メートルから35メートルで、瞬間的にはさらに強く吹くおそれがあります。

波はうねりを伴い、五島で7メートル、南部と北部、壱岐・対馬で6メートルと大しけとなる見込みです。

30日正午までの24時間に降る雨の量は南部で250ミリ、北部で200ミリ、五島と壱岐・対馬で100ミリと予想されています。

また30日午後にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。

30日昼前にかけて暴風や土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

長崎市は市内全域に警戒レベル４にあたる「避難指示」を出しました。

鈴木史朗 市長
「命を守る行動を最優先に行っていただきたい」

島原市、雲仙市、長与町、時津町も「避難指示」を発令しています。

また、警戒レベル３にあたる「高齢者等避難」が9市6町に出されています。

県内各地で避難所が開設されていて、あわせて1997世帯2877人が身を寄せています。

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