台風10号接近に備えて「避難中」の2025年大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメント。定位置から奧へ移動した=大阪市北区中之島1の大阪市役所で2024年8月29日午前10時17分、長沼辰哉撮影
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 大阪市役所正面玄関に設置している2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の巨大モニュメントが28日夜、台風10号の接近で「避難」した。破損を防ぐためビニールシートや毛布でグルグル巻きになり、定位置から奥へ移動した。

 モニュメントは土台を含めて高さ約2・5メートル、横約4・0メートル、重さ約1トン。万博の機運を高めるため、23年12月に設置された。

2025年大阪・関西万博の開幕500日前に合わせ、大阪市役所正面玄関前に設置された「ミャクミャク」のモニュメント=大阪市北区中之島1で2023年12月1日午前9時56分、藤河匠撮影
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 府市万博推進局によると、28日夜、委託業者が木の枝などの飛来物で傷つかないよう、保護材を巻いた。風雨の影響が少ない庁舎の壁近くに移し、重しを置いてロープで固定した。「台風避難中」と書いた紙も添えた。

 構造上は倒れないというが、万が一の転倒に備えて、早めに「避難」させた。このような措置は初めてといい、担当者は「ミャクミャクも早めの避難をした。台風接近中は外出を控え、元に戻ったら見に来てほしい」と話している。

 ミャクミャクのモニュメントは、過去に傷つけられたり、落書きをされたりする被害を受けたことがある。【長沼辰哉】

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