沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 随時動画を追加していきます。
かつて、旧盆の際、仏前に供えられていた「クーリジシ」は、豚肉と野菜を卵でとじた、具だくさんの汁物です。豚やかつおのだしをベースに、塩としょうゆでさっぱりと味付けした、夏場にぴったりの味わいです。(松本嘉代子・松本料理学院学院長)
クーリジシ
【材料(5人分) 調理目安時間20分】
豚だし・かつおだし…5カップ
豚三枚肉(または肩ロース)…200g
シイタケ………………2~3枚
トウガン…………200g(正味)
こんにゃく ………………100g
かまぼこ …………………100g
塩……………小さじ1と1/2
しょうゆ………………小さじ1
卵……………………………2個
【作り方】
1 豚三枚肉(または肩ロース)を丸ごとゆでて、長さ4cmの短冊に切る=写真。
2 シイタケを水に戻して石づきを取り、長さ4cmの薄切りにする。
3 こんにゃくを薄めの短冊に切って軽くゆでる。
4 トウガンやかまぼこも薄めの短冊に切る。
5 鍋に分量のだし(豚だしとかつおだしの割合は2:3)を入れて煮立て、1の豚三枚肉、2のシイタケ、4のトウガンを加えて再び煮立てる=写真。★あくが出たらとる。
6 5のトウガンが煮えたら、3のこんにゃく、4のかまぼこ、塩、しょうゆを加える=写真。
7 沸騰している6に卵を溶き入れ、全体的にそっと混ぜて仕上げる=写真。
料理を作ってくれたのはこちら
「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。
隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。
【問い合わせ】
松本料理学院
沖縄県那 覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763
琉球styleまつもと
電話=098-917-2841
ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/
こちらもオススメ
・のど越しが良く、子どもや年配の方におすすめの「トウガンのすり流し」 野菜おろし器を使って作る
・シャキシャキとした歯ごたえ 赤瓜の漬け物「モーウイの甘酢漬」 さっぱりと仕上げ、暑い日の付け合わせに
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。