非常に強い台風10号は、鹿児島の西の海上を遅いスピードで北上しています。
29日午前5時過ぎには、薩摩地方に線状降水帯が発生し、厳重な警戒が必要です。
台風が最接近している枕崎市内のホテルから、鹿児島テレビ・坂口輝記者が中継でお伝えします。
ホテルは午前6時現在停電していて、建物の中にいてもはっきり風のゴーッという音が聞こえます。
枕崎市では午前0時53分、51.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
ホテルの入り口では天井のパネルが外れていたほか、街では折れた標識や、建物の屋根が飛ばされているのが確認できました。
県などのまとめによりますと、この台風でこれまでに11人がけがをしています。
また鹿児島市では28日夜、港に係留していた船で作業していた60代の男性が海に転落して、行方が分からなくなっています。
消防には、枕崎市内で2人がけがをして病院に運ばれたという情報も入っています。
台風は鹿児島県本土に最接近していて、夜明けとともに被害の拡大が心配されます。
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