災害などの緊急事態発生時にも事業を継続するための計画「BCP」を支援する会社が、働く人約2万人を対象に、災害時の行動力を点数化したところ、平均は100点満点中46.8点で初心者レベルであることがわかりました。

4段階で最も低いレベルで、災害発生時に大混乱に陥り、人命安全確保も必要な対応ができないとの判定となりました。

なかでも、避難誘導や応急救護など人命安全確保の分野での点数が低く、マニュアル化されていても、社員1人1人には浸透していないことが浮き彫りとなりました。

また、BCP策定の有無によって違いがあるかを比較したところ、「BCPがある企業で働く人」の平均が47.9点、「BCPがない企業で働く人」の平均が47.7点でほぼ同程度となり、BCPの策定のあるなしにかかわらず、災害時に必要とされる行動が十分に備わっていないことが明らかになりました。

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