気象庁は、非常に強い台風10号について、鹿児島県にさきほど、「台風による特別警報」を発表しました。暴風が吹く前に避難を終えてほしいと、最大級の警戒を呼びかけています。

過去最強クラスの勢力で九州に接近している台風10号は、29日以降九州に上陸する見込みです。

気象庁は鹿児島県に先ほど、暴風・波浪の「台風による特別警報」を発表しました。特別警報が発令されたのは、「薩摩地方」で鹿児島市・日置市・いちき串木野市・阿久根市・出水市・伊佐市・長島町・薩摩川内市・霧島市・姶良市・さつま町・湧水町・薩摩川内市甑島・枕崎市・指宿市・南さつま市・南九州市、「大隅地方」で曽於市・志布志市・大崎町・鹿屋市・垂水市・東串良町・錦江町・南大隅町・肝付町、「種子島・屋久島地方」で西之表市・三島村・中種子町・南種小町・屋久島町です。

台風の特別警報は沖縄県などをのぞき、台風の中心気圧が930ヘクトパスカル以下、または中心付近の最大風速が50メートル以上の場合、台風が最も近づく約12時間前を目処に発表されます。

これまでに経験したことがないような暴風や高波、高潮によって重大な災害が発生する可能性があり、猛烈な風の中での避難は非常に危険なため、気象庁は暴風が吹き始める前に避難を終えるよう呼びかけています。

また、鹿児島県と宮崎県では記録的な大雨になる恐れがあり、大雨特別警報を発表する可能性があるとして最大級の警戒をよびかけています。

気象庁は、この後午後2時から緊急の会見を開くとしています。

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