26日、上信越道でキャンピングカーが横転し後ろの室内部分にいた東京都の小学3年生の男の子が死亡しました。事故の状況や原因は捜査中ですが、キャンピングカーのメーカーは「走行中は室内部分でも必ずシートベルトをしてほしい」と話しています。

26日午前、上田市の上信越道上り線で東京都の男性会社員(48)が運転するキャンピングカーが横転。息子で小学3年生の男の子(8)が頭を強く打ち意識不明の状態でドクターヘリで病院に搬送されましたが、約2時間半後に死亡が確認されました。

キャンピングカーには男の子の母親、祖父母も乗っていて、このうち70歳の祖母が足の骨を折る重傷、74歳の祖父も軽いけがをしました。

警察によりますと、5人で旅行に出かけていて東京に帰る途中で、男の子は後部の室内部分にいたということです。

キャンピングカーの製造・販売やレンタルを手掛ける長野市の業者。

かーいんてりあ高橋・高橋宣行社長:
「これが通常のキャンピングカーの室内になります」

事故の状況はまだ分かっていませんが、一般的な安全対策を社長に聞きました。

かーいんてりあ高橋・高橋宣行社長:
「意外とお子さんがこういう所に乗ってこのまま移動することがたまにあるらしい。危険だからやめてくださいと。事故の時には体が横転して飛んで行ったりとか起きるので、車に被害がなくても室内でけがをしてしまうことがある」

後方の室内部分のシートには必ずシートベルトが付いていて、チャイルドシートの設置も可能です。販売・レンタルの際は「走行中は必ずシートベルトを装着するよう」注意しているということです。

さらに…。

かーいんてりあ高橋・高橋宣行社長:
「車の重心が高くなる(不安定になる)のでペットボトルとか重い水などは、キャンプに行く人は上の棚に入れがちですが、なるべく下に入れる。上は軽い衣服とかタオルとかにしてくださいと注意しています」

重いものは下に置き車体の重心を下げることも重要だと指摘します。

アウトドア人気でキャンピングカーの需要も伸びています。社長は「安全走行で楽しんで」と呼びかけています。

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