福島県福島市の７０代の女性が、警察や検察を騙る男に現金１６９０万円を騙し取られる事件が発生した。
警察によると、８月上旬ごろに女性の家の固定電話に電話事業者を騙る自動音声の電話があり、女性が音声案内のとおりに操作したところ、”東京中央警察署組織犯罪対策課”を名乗る男が電話口に出て「暴力団員を逮捕したところ、あなた名義の通帳が出てきた」などと言われたという。
男はさらに「あなたも共犯になる」「捜査のために口座から毎日お金を引き出して保管しておくように」などと指示してきた。
さらに８月２３日には検事を騙る男から「今までおろしたお金を袋に入れて玄関の外に置いてください」「お金は捜査した後で戻ります」などと電話があり、話を信じた女性は現金１６９０万円を袋に入れて玄関先に置き、騙し取られてしまったという。
警察は、身に覚えのない金銭要求の電話やメールは詐欺を疑い、警察に相談するよう呼びかけている。
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