埼玉県の大野元裕知事は27日の記者会見で、1923年の関東大震災で虐殺された朝鮮人の追悼を巡り、さいたま市で9月4日に市民団体が開く式典への追悼文送付を「前向きに検討している」と述べた。実際に送れば、大野知事が朝鮮人犠牲者に追悼文を初めて出すことになる。
大野知事は会見で「デマ情報に基づいて朝鮮人に対する虐殺があったことは痛心に堪えない」と発言。県として「災害時に県民が不確実な情報で惑わされることがないよう、的確な情報の提供に努めたい」と語った。
県によると、市民団体から今月2日、追悼文の要望があった。昨年も別団体から依頼があったが、式典直前で間に合わなかったとしている。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。