2024年版の厚生労働白書が公表され、国内の自殺者数が高止まりしている状況などを踏まえ、初めて「こころの健康」がテーマとなりました。

厚生労働省によりますと、2023年の自殺者数は2万1837人に上り、高止まりの状況となっているほか、小中高生の自殺者数は513人で、過去2番目に多い数となりました。

日本の自殺死亡率はG7各国の中で最も高く、男女別でも女性が最も高く、男性も2番目となっています。

こうした事態を受け2024年版の厚生労働白書では、初めて「こころの健康」をテーマに、各ライフステージごとに直面するストレスを考察し、こころの不調につながらないようにするために行われているカウンセリングの取組みなどを紹介しています。

そして誰もがこころの不調になる可能性があるとして、正しい知識を持ちメンタルヘルスに問題がある身近な人の話を聴くサポーターの養成を行っていくことなどの重要性を示しました。

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