台風への備えで、見落としがちなスマートフォンやIT機器の対策についてスマートフォンアドバイザーのモバイルプリンスさんにポイントを教えてもらいました。

(1)停電に備えて充電準備

 まず、停電に備えて十分な充電準備をすることが大切です。スマホはもちろんのこと、モバイルバッテリーも満充電にしておきましょう。長期の停電に備えて、大容量のモバイルバッテリーを用意しておくのも良いでしょう。今回は間に合わなくても、今後の台風対策に活用できます。

(2)シガープラグ充電器もお勧め

 車を所有している方は、シガープラグ充電器を準備しておくことをお勧めします。車のシガーソケットから充電できるアダプターを用意しておけば、長時間の停電時でも車のバッテリーを利用してスマホを充電することができます。ただし、車を屋内や密閉された場所で長時間アイドリングすることは危険なので、十分に換気された場所で使用してください。

(3)急速充電器なら短時間で充電が可能

 急速充電対応のACアダプターとケーブルを用意しておくとより便利です。急速充電器を使用すれば、短時間でスマホを効率よく充電できます。停電中にわずかな時間だけ電気が復旧した際や、停電していない親戚の家などに短時間身を寄せる場合でも、急速充電器なら短時間で充電が可能です。

(4)気分転換に動画を事前にダウンロード

 自宅のインターネット回線がダウンした際に備えて、動画配信サービスなどのコンテンツを事前にダウンロードしておくことをお勧めします。長時間の停電や通信障害の際、ダウンロードしておいた動画やポッドキャストが、情報収集や気分転換に役立ちます。

(5)機内モードでバッテリーの消耗防止

 通信環境が不安定になった場合の対策も重要です。スマホが圏外になった場合は、機内モードに設定することで、バッテリーの消耗を大幅に抑えることができます。電波を探し続けることでバッテリーが消耗するのを防ぐことができるため、長時間の停電時に特に有効です。

(6)防災アプリで情報収集

 最後に、地域の防災情報を迅速に入手するために、防災アプリをインストールしておくことが重要です。多くの自治体が独自の防災アプリを提供しており、避難情報や気象警報、ハザードマップなどの重要な情報をリアルタイムで確認することができます。また、全国的に利用できる防災アプリもありますので、複数のアプリをインストールしておくと、より多角的な情報収集が可能になります。

 これらの対策を事前に行っておくことで、台風接近時により安全に、効果的にスマホを活用することができます。家族や地域の方々とも情報を共有し、万全の準備で台風に備えましょう。

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