九州に接近している強い台風10号の影響で27日、東海地方に線状降水帯が発生するおそれがあり、厳重な警戒が必要です。

台風10号は日本の南を発達しながら西寄りに進み、27日に奄美地方に最も接近する見込みです。

その後、29日ごろに九州南部に接近・上陸する可能性があります。

本州付近は、台風が接近する前から大気の状態が不安定となっていて、気象庁は27日午前中、東海地方に線状降水帯が発生するおそれがあるとして、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけています。

この台風10号による交通機関への影響も出てきています。

空の便では、日本航空は27日から28日にかけて奄美大島発着便など国内線116便を欠航すると発表しました。

また、JR西日本とJR東海によりますと、山陽新幹線で29日から30日にかけて、東海道新幹線で29日から31日にかけて、全線もしくは一部区間で計画運休や運転見合わせの可能性があるということです。

さらに、物流への影響も懸念されています。

日本郵便は、大雨や強風が予想される地域で、27日以降の郵便局の窓口や荷物の集配などの業務を「一時休止する場合がある」と発表しました。

また、ヤマト運輸では26日から31日まで、佐川急便は27日から31日まで全国的に配送が遅れる可能性があるとしています。

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