日本の南をゆっくり進む台風10号。

 北海道に8月31日~9月1日の週末に最も近づく予想です。

 今回の台風は、秋雨前線を刺激する影響で、台風が近づく前から大雨に注意が必要です。

九州から北海道への進路

 九州の南を発達しながらゆっくり進む台風10号。

 進路がまだ定まらず、最新の予報では、8月28日ごろに九州へ接近し、その後進路を北東方向に変えて、北海道に今週末近づく予想となっています。

 今回、北海道は前線と台風の組み合わせで特に大雨に注意が必要です。

台風と前線の影響による大雨の懸念

 北海道付近には秋雨前線が停滞しており、台風から湿った空気が流れ込むため、台風が近づく前から大雨が続く恐れがあります。

 過去にも前線と台風の影響で大雨となったのが、2016年8月です。

 このときは、太平洋側を中心に4日間で200ミリから300ミリの大雨が降り、北見市では常呂川が氾濫。

 車を運転していた男性が亡くなったほか、北海道東部の羅臼町では土砂崩れで男性がけがをしました。

 また、北見市では畑が浸水し、玉ねぎが流れ出すなど農作物にも大きな被害が出ました。

今後の天気予報と注意点

 8月27日は、朝から激しい雨が降り、大雨による浸水や河川の増水、土砂災害に注意が必要です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。