太平洋戦争の末期、子どもたちを乗せた疎開船「対馬丸」がアメリカ軍に撃沈されてから2024年で80年です。

「対馬丸」は80年前の8月22日、沖縄から疎開する子どもたちを乗せ、長崎に向かう途中、アメリカ軍の潜水艦の攻撃を受け沈没しました。

1484人が犠牲となり、そのうち1000人余りは0歳から15歳の子どもでした。

多くの遺体が流れ着き、住民が埋葬や生存者の救助にあたった奄美大島の鹿児島・宇検村では慰霊祭が行われ、沖縄県の玉城デニー知事など約100人が犠牲者の霊をなぐさめました。

玉城知事は「奄美と沖縄との心のつながりが、少しでも平和の波となって広がっていってほしい。改めてそういう思いを強くした」と述べました。

体験を語ることのできる生存者はわずか2人で、遺族の高齢化も進み、記憶の継承が課題となっています。

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