神戸市長田区では、震災の記憶を伝えるお地蔵さんで地蔵盆が行われ、子どもたちのほか、大学生も参加しました。

「手を合わせて拝んでね」神戸市長田区では、夏の終わりに子どもたちが、近所にあるお地蔵さんを訪ね歩いて、線香をたむけ、お菓子をもらう「地蔵盆」の風習があります。

29年前の阪神淡路大震災で長田区は大きな被害を受け、焼け跡に整備された公園では、震災の記憶を伝える木彫りの「あわせ地蔵」が寄贈されました。

震災を知らない若い世代も増えるなか、近くの大学生らも参加し、地域の人たちと一緒に子どもたちを、あたたかく迎えていました。

【関西学院大学・熊谷朋也さん(21)】「僕は生まれが2003年で(震災を)全然知らないですけど、地蔵盆を通じて震災のことを思い出す機会があるのはすごくいいなと思います」

お菓子をもらった子どもたちは、笑顔でいっぱいになっていました。

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