職員などが相次いで逮捕された談合事件を受けて岩手県一関市は8月23日の会議で職員の「倫理規程」を初めて取りまとめました。
接待などを受けた際には報告書の提出を求める内容となっています。

一関市では市が発注する工事の入札情報を業者に漏らしたなどとして、7月までに元職員と現職の職員あわせて2人が逮捕・起訴されています。

23日は市が設置した入札制度改革本部の会議が開かれ、職員の倫理規程が取りまとめられました。

この規程では利害関係者との間で金銭や物品・不動産の贈与を受けることや接待を受けることなどを原則禁止すると定めています。

そのうえで事業者などから5000円を超える金銭や接待・講演の報酬などを受けた場合は報告書を提出するよう定めています。

会議の後佐藤善仁市長は「極めて当たり前のことではあるが明文化せざるを得ない」と述べました。

一関市がこうした規程を定めるのはこれが初めてですが、県内では県のほか盛岡市など5つの自治体がすでに職員の倫理に関するガイドラインを定めています。

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