青空の下、1人の男性が大きな雲を見上げています。

河野正和さん:
あれは積乱雲になります。雨を降らせる雲とか降らせない雲とか、全部雲の種類で決まっているので。

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日本の天気予報を支えて20年。気象庁に勤務する河野正和さん。

河野正和さん:
気象災害に遭う人を減らしたい。防災に関わっていたい。そういった思いがやはり根底にあるので。

河野さんが関わる気象衛星センターでは、「気象衛星ひまわり」などで観測したデータをスーパーコンピューターで計算し、気象庁に送られます。それが天気予報の元となり、私たちに届けられています。

こうしたデータを正確に安定して出すためにスーパーコンピューターを管理しているのが、河野さんたちです。

河野正和さん:
障害が発生した場合にはどんな時でも、対応することになります。何時でもありますよ。夜中3時でも4時でも。

先週、関東を襲った台風7号の進路や勢力なども、スーパーコンピューターで計算されたものです。
もし、スーパーコンピューターが停止してしまうと、台風情報など全ての天気予報が止まってしまいます。

宮崎県で生まれ育った河野さんは、幼い頃から台風などの被害を多く経験しました。
“天気予報を通じて、気象災害を減らしたい”と、“より正確”な予報を目指しスーパーコンピューターの改良にも取り組んでいます。

河野正和さん:
より正確に未来の天気がわかれば、それだけ防災に繋がっていくと思いますので、今の仕事1つ1つ大事にこなしていきたいなと思います。

不安定な天気が続く昨今。天気予報を正確に伝え、少しでも気象災害を減らせるよう活動する河野さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」 8月22日放送より)

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