能登半島地震で車を失った被災者を支援しようと、石巻市の自動車販売会社が寄付した車5台が22日、石川県に向け出発しました。

石川県の輪島市と志賀町に送られたのは、中古の軽トラック5台合わせて450万円相当です。22日は出発式が開かれ、被災した自治体と受け入れの調整を行った石巻市の斎藤正美市長など約15人が出席しました。軽トラックを贈った石巻市の自動車販売会社「阿部勝自動車工業」は東日本大震災の津波により高さ3メートルまで浸水し、当時、在庫として保管していた車など400台以上が流されました。その際、全国から車両など多くの支援を受けたことから、今回、能登半島地震の復興のため支援することを決めたということです。

阿部勝自動車工業 経営管理部 斎藤一輝 グループリーダー
「軽トラックですと、もちろん荷物積むのにも使えますし、私たちも震災のときに軽トラックの支援とかもいただいたりということもありましたので、使いやすい車なので、軽トラック5台を寄付させていただきました」

軽トラックは輪島市に3台、志賀町に2台と分けられ、今月26日にそれぞれ到着するということです。

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