北アルプスの槍ヶ岳(標高3180メートル)で21日、男性登山者が滑落して死亡する事故がありました。
21日午後2時過ぎ、「北鎌尾根で登山者が滑落するのを見た」と、近くにいた登山者から警察に通報がありました。
長野県警のヘリが標高2850メートル付近の岩場で倒れている男性を発見し、午後4時前に救助して松本市内の病院に運びましたが、その後死亡が確認されました。
男性は70代くらいとみられ、警察が身元の確認を進めています。
槍ヶ岳には東西南北に伸びる4つの尾根がありますが、北鎌尾根は急峻な岩場が続く熟達者向きの「バリエーションルート」として知られ、たびたび滑落による死亡事故が起きています。
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