岡山市で当時6歳の女の子が母親と交際相手から虐待され死亡した事件で、逮捕監禁致死などの罪に問われている母親の裁判で、交際相手の男が出廷し、「2人で話し合って体罰をした」と証言しました。
岡山市の無職、西田彩被告(36)は2021年、交際相手の男と共謀し、娘の真愛ちゃんに対して、椅子の上に置いた鍋の中に長時間立たせるなどの虐待を繰り返したほか、真愛ちゃんの全身に布団を巻き付けて放置し、その後、死亡させたとして逮捕監禁致死などの罪に問われています。
虐待を実行した交際相手は2023年に懲役14年の判決が確定していて、西田被告は、「自ら率先して一緒にやったわけではない」と起訴内容を一部否認しています。
裁判では、直接、暴行していない西田被告と、交際相手との間で共謀が成立するかが争点となっていて、検察側は、2人とも虐待の意思があったと指摘、弁護側は共謀ではなく、ほう助にとどまると主張しています。
8月21日の裁判で、交際相手が出廷し、「虐待のきっかけは西田被告からしつけの相談を受けたこと」とし、「言うことを聞かない真愛ちゃんに対して、2人で話し合って食事を制限したり体罰をした」と証言しました。
また、虐待については「西田被告に確認・報告をして、嫌がる様子はなく納得している感じだった」「虐待を止めてと言われた時には止めていた」と主張しました。22日の裁判では、西田被告への被告人質問が行われる予定です。
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