8月20日、新潟県弥彦村で運行している自動運転システムによる公道実証実験中のバスが、燕市の市道で縁石に衝突する事故がありました。この事故によるケガ人はいません。

8月20日午後5時前、弥彦村で運行している自動運転システムによる公道実証実験中のバスが、燕市吉田文京町の市道を走行していたところ、車両が左に寄って道ばたの縁石に衝突しました。

警察によりますと、当時バスには4人の乗客と2人の乗員が乗っていましたが、いずれもケガはなく、「自動運転バスが縁石に衝突した」と警察に通報があったということです。

このバスは、北吉田駅と弥彦村を結ぶルートを走っていて、北吉田駅のバス停からビジョン吉田のバス停に向かっている途中の見通しのいい片側1車線の道路で縁石に衝突しました。

また、自動運転バスは、進行方向に障害物があった場合、乗っているオペレーターの手動運転に切り替わりますが、弥彦村によりますと、事故当時、バスはオペレーターによる運転ではなく自動運転中だったということです。

弥彦村は事故の原因が判明するまで、バスを運休することを決めています。

弥彦村の自動運転バスをめぐっては、今年6月11日午前に弥彦村の県道で、道路の路肩に停車している車両を回避するため、手動に切り替えて走行していたところ操作ミスによって対向車線にはみ出し、反対側の路肩にある電柱の支線に接触する事故がありました。

今回事故のあった北吉田ルートは、8月9日に運行が再開したばかりでした。

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