ブドウの糖度や色づきを確認しながら収穫する江良英登さん=福岡県みやま市高田町で2024年8月20日午前10時半ごろ、降旗英峰撮影

 猛暑の中、夏から秋に出荷シーズンを迎える福岡県みやま市の主要産物の一つ、ブドウの収穫が続いている。

 南筑後農協(本店・同市瀬高町)のブドウ部会長、江良英登(ひでと)さん(61)は同市高田町海津などの畑1・1ヘクタールでブドウを栽培し、現在はシャインマスカットの収穫期だ。今夏、日中の畑は気温が40度近くまで上がる。夜も28度ほどにしか下がらない日が続き、「葉焼け」が起きて糖度が不足しがちだ。そのため収穫を予定より1、2週間遅らせ、熟して甘みが増してから出荷しているという。

 涼しい早朝に収穫作業をするという江良さんは「9月中旬までに収穫を終える予定だったが、下旬まで遅れそうだ。しかし、部会員全員で甘みのある統一したブランドを作り上げたい」と話した。

 南筑後農協のブドウ部会員は37人で、2023年の出荷量は210トンだった。【降旗英峰】

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