大阪市内を拠点とするSNS(ネット交流サービス)型投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は18日、公開手配していた男性2人を詐欺容疑で逮捕した。事件をめぐりこれまで逮捕されたのは94人となった。
逮捕されたのは、住居・職業不詳の上家(かみいえ)夕貴(30)と大阪市西区江戸堀、無職の吉岡公充祥(きみよし)(29)の両容疑者。府警は上家容疑者がグループのリーダー格、吉岡容疑者が詐取金を管理していた金庫番だったとみている。2人は17日深夜、府警本部に出頭した。府警は2人の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2024年2~3月、為替相場の上下動を予測する金融取引「バイナリーオプション」への投資の講師になりすまし、SNSで愛知県の20代女性を投資に勧誘。運用益を増やせる情報商材があるとうそを言い、商材購入費や助言費として計約90万円を詐取したとされる。
府警は他にも、リーダー格とみられる中村晋弥容疑者(41)を公開手配し、行方を追っている。【川地隆史】
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