【本部】本部町の沖縄美ら海水族館の入館者数が16日、6千万人を突破した。館内で同日、記念セレモニーがあり、愛知県から家族旅行で訪れた西口晴(はる)さん(9)に6千万人目の認定書と記念品が贈られた。西口さんは「初めての沖縄旅行。ジンベエザメとイルカショーが楽しみ」とはにかみながら話した。

 開館から21年9カ月で6千万人を達成するのは国内主要水族館(大阪市の海遊館など)で最速という。美ら海水族館を管理運営する沖縄美ら島財団の湧川盛順理事長は「何度来ても楽しめる水族館を目指す。スタッフ一同、7千万人突破に向け頑張りたい」と決意を語った。

 同水族館は2002年11月に開館。ジンベエザメや世界最大規模のサンゴ、多種多様な深海生物を展示し人気を集めている。ミナミバンドウイルカの長期飼育、ナンヨウマンタの繁殖にも取り組む。

 年間入館者の最多数は17年度の約378万人。コロナ禍の休館を経て昨年度は約295万人まで回復した。(北部報道部・下地広也)

(写図説明)贈られた記念品を手にする西口晴さん(前列中央)と父の恒太さん(同左)、母のまゆみさん(同右)ら=16日、本部町の沖縄美ら海水族館

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