シリーズでお伝えしている「はじめよう防災プラス」。
台風7号が接近している16日、Live News daysでは「水害時の避難の備え」についてお伝えします。
今週、お盆休みの日本に2つの台風が接近しました。
大雨が身近な脅威となる中、“街の水害”として排水が追いつかない「内水氾濫」があります。
今回は「水害時の避難」、特に「足元」に注目しました。
防災士・川原浩揮氏:
水害時の避難では靴選びが重要です。長靴を選びがちですが、中に水が入ってくることを考えるとスニーカーがおすすめなんです。
神奈川・横浜市にある冠水した道路を再現した施設で、水が勢いよく流れる深さ35cmの水槽の中を長靴とスニーカーを履いて検証しました。
まずは長靴の場合、歩くたびに長靴の中に水が入ってくることで足が重くて歩きづらく、また、手でバランスを取らないと歩く際に怖さを感じます。
続いてスニーカーの場合、足が軽くて歩きやすく、スムーズに足を持ち上げることができました。
防災士・川原浩揮氏:
冠水した場所を歩くときは、水の底になにがあるか分からないので底が厚いスニーカーを履くのが有効です。
さらに、冠水現場では「歩き方」も重要だといいます。
実際に災害現場で活動している早川遼消防士によると、“水の流れに向かって歩く”こと。また、大股で歩いてしまうと足をとられてしまうため、なるべく“歩幅を小さく細かく歩く”ことが重要だといいます。
そして、靴以外の注意点としては、頭を守るためにヘルメットや帽子を被ること、両手を空けるために荷物はリュックにすること、そして、傘や棒を杖のようにして前を確認しながら歩くことなども有効です。
「身近な脅威」の大雨被害。災害時をイメージしながら、いざという時に備えましょう。
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