(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在

◆きょう14日(水)の気温
 内陸部で30℃以上で、厳しい残暑が続いています。
 津別町は33.7℃、北見市は32.0℃まで上がりました。
 札幌は、日差しが少なくても、28.5℃と、
 前日と同じぐらいで、湿度が高く、蒸し暑く感じられました。
 今夜にかけても、気温の高い状態が続きそうです。

◆天気図
 北海道は二つの熱帯低気圧に挟まれているようです。
 西は元台風5号、東は元台風6号です。
 沖縄よりも南の地域の熱帯の空気が、北海道に運び込まれ、
 蒸し暑く、夕立に見舞われやすくなっています。
 日本の南には、台風7号、8号があります。

◆雨雲の予想
 札幌周辺や道北などで、雨雲が発生しています。
 千歳市や胆振地方は、前日の大雨で、地盤が緩んでいます。
 あす15日(木)明け方にかけて、土砂災害に注意を続けて下さい。

◆あす15日(木)天気・気温
 大気の不安定な状態が続き、
 所々で、にわか雨があるでしょう。
 札幌は、日差しが出ても変わりやすい天気で、傘を持ち歩いて下さい。
 予想雨量は、多い所で、30ミリです。
 日中の気温は、札幌は28℃、函館は30℃ですが、網走や北見は、前日より10℃も低く、
 オホーツク海側は20℃前後と、涼しすぎるぐらいです。

◆台風情報
 ・7号
 暴風域を伴ったまま関東を直撃するおそれがあります。
 その後は、北海道の南東へと進む見込みです。
 台風の北側に活発な雨雲がありますので、
 17日(土)は、道内も大雨となる可能性があります。
 ・8号
 北上をして北海道の南東で熱帯低気圧に変わる見込みです。
 北海道には大きな提供はありませんが、
 太平洋の海は、うねりを伴いシケとなりますので、
 海のレジャーは控えて下さい。

◆全道の週間予報 15日(木)~21日(水)
 16日(金)も蒸し暑さとにわか雨が続くでしょう。
 17日(土)は、太平洋側東部で大雨のおそれがあるほか、
 そのほかの地域も、一時的に天気が崩れそうです。
 18日(日)は、晴れ間が出る所が多いでしょう。
 今年は、子どもたちの夏休みが始まってから、
 雨の降る日が多くなっていますので、
 夏の思い出作りのチャンスかもしれませんね。
 来週は、北風が吹く日が多く、涼しくなるでしょう。
 道東やオホーツク海側は、最高気温も20℃を下回り、
 長袖や秋物が出番となりそうです。

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