名古屋市内で相次いだひったくり事件をめぐり、12日夜に愛知・蒲郡市の自称作業員(50)が強盗致傷の現行犯で逮捕された。男を取り押さえた32歳男性が負った傷は重く、左の親指の裏側の肉は全部なくなったと話す。同市内ではひったくりが相次いでいて、7月8日から18月12日夜までの発生件数は27件。全て「バイク」による犯行だが、警察は容疑者が他にもいる可能性があるとみている。

男性を引きずったままスクーターが転倒して…

名古屋市内で相次いだひったくり事件をめぐり、12日夜、逮捕されたのは50歳の男だった。
容疑者を取り押さえた西本祐也さん(32)はこう振り返る。

西本祐也さん(32):
全身黒ずくめのフルフェイスの原付(バイク)乗った男性が近づいてきたんで、“あ、何かヤバいな”と。

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12日午後8時前、名古屋市西区の交差点で男性と一緒に歩いていた女性が、後ろから来たスクーターの男にハンドバックをひったくられた。

ひったくり事件をとらえた防犯カメラの映像では、画面左上から走ってくるスクーターに、追いすがる男性が映っている。

その体を引きずったままスクーターが転倒すると、男性がすぐに男を取り押さえた。

西本祐也さん(32):
何メートルか引きずられたんですけども、そのまま最後、もう一か八かで犯人に飛び乗って。

強盗致傷の現行犯で逮捕されたのは、愛知・蒲郡市の自称作業員、石沢博容疑者(50)。その石沢容疑者を取り押さえたのは、パーソナルジムを経営する西本祐也さん。

西本祐也さん(32):
こっちの左の親指の(足裏の)肉は全部なくなって。サンダルだったので。ここの指も爪がないですし。

この事件の数分前には、27歳女性が同じくハンドバッグをひったくられる事件が発生していた。捜査関係者によると、石沢容疑者は逮捕された時に、その被害品を持っていたという。

名古屋市内ではひったくりが相次いでいて、7月8日から8月12日夜までの発生件数は27件で、全て「バイク」による犯行だ。

調べに対し、石沢容疑者は「10回くらいやりました」と供述しているが、警察は、容疑者が他にもいる可能性があるとみている。
(「イット!」8月13日放送より)

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