能登半島地震で被災した漁業者が安全に漁を再開できるよう、一般社団法人日本中小型造船工業会（東京）が２０日、被災した漁船の緊急点検を石川県七尾市の造船所で行った。出漁を控えた船の底部を作業員がハンマーで注意深くたたき、穴やひび割れがないかを確認していった。
県内では漁港の地盤が隆起し、漁船が座礁するなどの被害が確認された。同会は漁協や行政と連携し、漁業者支援の取り組みを進めている。
この日は輪島市のイカ釣り漁船が点検を受け、異常は見つからなかった。船長の佐藤幸二さん（４６）は「異常がなくて安心。今夏の漁にも出られると思う」とほっとした表情で話した。
- 能登の漁業復活へ「外の人とのつながりが財産」 復興座談会、岩手の漁師ら経験伝える
- 輪島の海女がサザエや海藻の生息状況を調査 隆起し「知っている海ではない感覚」
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
