南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が8月8日に発表された中、避難の難しい高齢者が入居する施設はどのような備えをしているのでしょうか。

静岡市葵区の住宅型高齢者施設「ロイヤルスイートハート・せながわ」。

要介護認定を受けている49人が入所しているこの施設では、非常用の水や食料などを5日分、さらに衛生用品なども半月分ほど備蓄し定期的に確認しています。

建物は震度7の地震に耐えられるよう設計されていて、非常用発電設備やガスタンクもあり、今回の巨大地震注意の発表を受け、万が一の際には周辺の住民との共助が重要になるとあらためて感じたといいます。

施設の運営会社・戸島和行 社長:
近所には高齢者や赤ちゃんを抱えた母親もいます。こういう施設なので緊急の避難所になることも想定されます。(発災から)3日間くらいはなんとかみんなで協力し合って耐えしのげれば、4日後からはある程度生活できる目途が立つのではないかと

施設では年に3回地震訓練をしていて、今後も災害時には迅速に動けるよう対応力の向上を図る方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。