岩手・宮古市を流れる津軽石川では、大雨の影響で氾濫危険水位を超えて、いつ川が氾濫してもおかしくない状況となっています。広瀬修一キャスターが中継でお伝えします。

宮古市では今、ぽつぽつと雨が降り続いています。

津軽石川は氾濫危険水位に達しています。この場所は川の中でも河口にあたります。

手前にある橋の橋脚を見ますと、大きな流木が絡まっているのが分かります。

力強く水に押されて、この場所に流されてしまった木が絡まっている様子が分かります。

こちらの川、普段は遊歩道もあって中洲も見えるぐらいということですが、12日は、全くそういった様相ではありません。

サケの直売所と書かれた看板がある建物の隣には小屋があります。

今は時期じゃないので人はいないということですが、小屋は水に漬かっています。

青い板が張られている場所が本来の窓だとみえますが、その近くまで水が漬かっていまして、その右を見ますと、最大の水位だった時の土の跡が残っていて、その時に比べれば、ほんの少し下がったようにみえます。

この川は、街の真ん中を流れていて、この水位を見て非常に不安を抱えている住民が多くいるようです。

津波の経験もあり、水害に対して危機感が非常に強いので、避難している人もいますが、一方で、川を見ると、勢いよく川に水が流れ込んでいて、他の場所で水量が増えているということが分かります。

かつて、この目の前の住宅街もこの川の氾濫ではなく、山から水が一気に来て内水氾濫を起こして浸水被害を受けたこともあるということで、川の水量以外にも気を付けなければならないと話す住民もいました。

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