台風5号は、12日朝から昼前にかけて東北地方に上陸する見込みです。

気象庁は、岩手・宮城・青森で12日未明から午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけています。

台風5号は12日午前0時現在、東北地方の東の海上を勢力を保ったまま北上を続けていて、12日午前中には東北の太平洋側に上陸する見通しです。

13日深夜までに予想される雨の量は、東北地方で300mmとなっています。

特に、岩手・宮城・青森では、これから12日午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があります。

また、東北地方では、総雨量が平年8月の1カ月分の降水量を超える記録的な大雨となるおそれがあり、警戒が必要です。

岩手・岩泉町では、すでに一部の住民が避難しています。

避難した人：
家で心配しているよりは、避難所に来た方が心が落ち着く。

12日に予想される最大瞬間風速は、東北で35メートルと、非常に強い風が吹くおそれがあります。

海上では、うねりをともなって大しけとなる見込みで、波の高さは東北で7メートルと予想されています。

この台風の影響で、空の便では東北発着を中心に、あわせて86便の欠航が決まっています。

また、JR東日本によりますと、東北新幹線などは遅れや運休が発生する可能性があるということです。

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