工夫がこらされた、さまざまなミニミニ水力発電装置=静岡県三島市一番町の白滝公園で、2024年8月11日午後1時22分、石川宏撮影
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 小中学生が工作で作ったミニミニ水力発電装置のコンテストが11日、静岡県三島市一番町の白滝公園であった。出品点数は21点。公園の透き通った水の流れで水車がくるくる回ると、それぞれの発電装置に据えられたLEDが、ぴかっと点灯した。

 新型コロナによる中断を挟み今回で9回目。三島のせせらぎを知ってもらうことや夏休みの思い出作り、化石燃料を使わず発電する水力発電への理解などが狙いだ。審査ポイントは①アイデア・技術力②デザイン・芸術性③環境・エコ④発電能力⑤努力の跡がみられるかのチャレンジ――の5点という。

 ししおどしが動くとカワセミが水を飲む仕掛けがある「水の都に涼しさを添えて」や、富士山を作り込み、ホタルの光の色を表現した「三島の夏のよる」など工夫をこらした作品が並んだ。三島市立南中2年の白本響さんは弟らと3人で、ペットボトル製の新幹線こだま号とドクターイエローが光る作品を作った。「7月末から10回以上集まって作った。水車の羽を作るのに苦労した」と話した。【石川宏】

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