9日夜、神奈川県で震度5弱を観測する地震がありました。
8日に南海トラフ地震の臨時情報が出された地震との関連はないとみられています。

9日午後8時前、神奈川県の厚木市などで震度5弱を観測する地震がありました。
県によりますと、3人がけがをしたということです。

この地震の影響で、東海道新幹線が一部区間で約1時間運転を見合わせ、10万人ほどに影響が出ました。

利用客は「停電して、お手洗いも使えないのと、冷房も止まるって言っていたので、すごく不安だったけれど、なんとか再開してよかった」と話していました。

10日も始発から大幅な遅れや運休が発生する可能性があるということです。

また、小田急線は一時、全線で運転を見合わせました。

10日午前0時前の神奈川・本厚木駅では、小田急線が一部区間で運転を見合わせていたため、改札の前に多くの帰宅困難者が集まっていました。

帰宅できない人は「2駅前で止まって、ここまで歩いてきた。タクシーも無理でホテルも無理で」と話していました。

この地震と、8日に南海トラフ地震の臨時情報が出された地震との関連について、政府の地震調査委員会の平田直委員長は「一般的に考え、距離が遠いので関係はないと思う」との見解を示しています。

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