奈良教育大学は、元教え子に対するセクシュアルハラスメントなどで60代の男性教授を停職2カ月の懲戒処分としたことを発表しました。

奈良教育大学によると、60代の男性教授は教え子だった元学生に対し、複数回に渡り性的な内容を含む手紙や書籍を送るなどのセクハラをしたほか、元学生の友人の住所を不正に大学から入手し、元学生の個人情報をこの友人に対して漏らしたということです。

元学生から大学に相談があったことから事案が発覚しました。

大学の調査に対し、男性教授は一連の行為を認めているということですが、動機について大学側は明らかにしていません。

また大学側は、こうした行為があった時期や元学生の性別など詳細については、特定される恐れがあるため公表していません。

男性教授は8日付で、9日から停職2カ月の懲戒処分となりました。

奈良教育大学を運営する奈良国立大学機構の榊裕之理事長は、「このような事態に至りましたことは誠に遺憾であり、機構として厳粛に受け止め、全力を尽くして再発防止にあたっていく所存です」とコメントしています。

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