8月8日16時43分頃の日向灘の地震について、地震工学の専門家である愛媛大学の森伸一郎特定教授に地震のメカニズムやその影響について話を聞きました。

森教授は地震発生時、研究室で仕事をしていたところ、学内で「45秒後に地震が来る」という緊急情報が流れ、到達時間から計算して震源が約300km離れたところだと分かったといいます。

森教授は「揺れそのものは一番最初に来るはずの縦波は感じず、ゆったりとした揺れで始まった。震度1にも満たない揺れだったが、30秒後に震度1~2ぐらいの横揺れが始まった」と語り、地震の揺れがいつもとは異なる感覚だったようです。

森教授によると、今回の地震はフィリピン海プレートの上面で発生した、プレート間地震と考えられ、さらにプレート間地震とスラブ内地震の違いについても触れ「スラブ内地震はもっと深いところで発生するが、今回の地震はプレート間地震である可能性が高い」と述べました。

森教授は地震対策の重要性を強調します。「今回の地震は、フィリピン海プレートが押してきていることを改めて認識させるものだった。通常の地震対策を見直し、やっていない方は今からでも始めることが大切だ」と語りました。また国が定める安全基準に従い過度に心配する必要はないとも述べました。「国が決めている基準はかなり安全側に設定されているので、あまりビクビクする必要はないと思う」とのことでした。

地震はいつどこで発生するかわからないため、日頃からの備えが、私たちの命を守る鍵となります。森教授のアドバイスを参考に、地震対策を見直してみてはいかがだろうか。

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