気象庁は、8日午後7時15分「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」発表し、今回の地震が震源域の一部が破壊された一部割れケースに当たり南海トラフ巨大地震が発生する可能性が相対的に高まっていると判断しました。
気象庁は、午後4時43分頃に宮崎県の日向灘で起きた地震によって南海トラフ想定震源域のどれくらいの領域が破壊されたかなどを分析した結果、今回の地震が想定震源域の一部が破壊された一部割れケースにあたり、この地震によって南海トラフ巨大地震が発生する可能性が平常時より相対的に高まっていると判断し、「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」を発表しました。
政府の検討会の報告書では、1週間程度警戒レベルを上げて家具の固定や備蓄の確認、避難経路や家族との連絡方法の確認を行うとともに必要に応じて自主的な避難を求めています。
一部割れケースでは大規模な地震が続発する頻度は数百回に1回程度とみられますが、2011年の東日本大震災では、本震の2日前に、マグニチュード7.3の地震が同じ領域で起きていて、この事例にあたるという事です。
各地域の避難に関する情報は自治体がハザードマップなどを参考に総合的に判断しますので自治体からの避難情報に注意して安全を確保してください。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。