かつてはエアソフトガンとして販売されていたものの、殺傷能力がある真正拳銃に該当するとして1986年に回収措置が取られた回転弾倉式拳銃を所持したとして、静岡市に住む自動車販売業の男が書類送検されました。所持が発覚したきっかけはインターネットオークションでした。

銃刀法違反容疑で書類送検されたのは静岡市に住む自動車販売業の男(74)で、2024年5月、自宅でM29パワーアップマグナムと呼ばれる回転弾倉式拳銃1丁を所持していた疑いです。

警察によるとM29パワーアップマグナムは当初、国内の玩具メーカーからエアソフトガンとして発売されましたが、その後、殺傷能力がある真正拳銃に該当するとして1986年に回収措置が取られていました。

事件が発覚したきっかけはインターネットオークションで、男は家財道具などを整理していたところ、しまってあったM29パワーアップマグナムを見つけたことから出品すると、コメント欄に規制対象の拳銃である旨の書き込みが多数あったため、すぐに出品を取り止めていましたが、警視庁のサイバーパトロールが出品していた事実を把握し、連絡を受けた静岡県警が家宅捜索すると自宅からM29パワーアップマグナムが見つかりました。

男は容疑を認めていて、インターネットオークションに出品した際に指摘されるまでは、M29パワーアップマグナムに殺傷能力があり、所持が禁止されている拳銃であることを知らなかったということです。

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