日本大学ラグビー部の寮内で、元部員が上級生から大麻を吸うよう強要されたと訴えている問題について、盛山文部科学大臣はけさの会見で、「日大は改善計画に沿って対応を徹底してほしい」と述べました。

この問題は、日本大学ラグビー部で2022年、新入部員が寮内で上級生から大麻を吸うよう、複数回にわたり強要されたと訴えているものです。

新入部員はその後、退部したうえ大学も退学しました。

盛山大臣:
ラグビー部員による大麻使用の噂についても(外部調査委員会の報告書で)指摘され、不定期に検査を継続していくとされており、実際にも複数回検査を行っているというふうに聞いているところです。
大学全体で社会の信頼に応えることができるよう改善計画に沿って対応を徹底していただきたい。

盛山文科大臣は8日朝の閣議後の会見で、問題について問われるとこのように述べ、「今後も日本大学とやりとりをしていきたい」と話しました。

日本大学はFNNの取材に対し、「弁護士による聴き取りを実施し抜き打ちの薬物検査も実施しましたが、部員の中に大麻を使用している人や誰かに勧める人がいると判断するに至るような信用性のある具体的な情報も証拠も得られませんでした」としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。