日めくりカレンダー「これで書けちゃう遺言書」のサンプル=G1行政書士法人提供

 遺言書作成に必要な知識を学べるユニークな日めくりカレンダー「これで書けちゃう遺言書」が完成した。行政書士が監修しており、コミカルなイラストや筆文字でしたためた関西弁によって、端的にアドバイスしている。製作したのはG1行政書士法人(東京都千代田区)。遺言書作成の重要性を伝え、早期の準備を促している。

 大きさは10センチ四方で、31日分を毎月繰り返して使う。「まずは自分の財産を書き出してみよか 全部やで~」「銀行口座は支店名と口座番号もちゃんと書きや~」といった遺言書の書き方を夫婦のようなキャラクターが日替わりで指南する。「『全財産を愛する妻に』こういうのええよ~」と記した日もある。

 遺言書によって遺産の分配を決定できるが、作成を先延ばしにしている人も多い。G1行政書士法人は「自分の最期のタイミングを正確に把握できる人はいない。残された大切な人が困らないよう、遺言書を書いてほしい」と呼びかけている。

 まず300部を製作し、G1行政書士法人が出展するイベントで無料配布する。4月25日の「終活なんでも相談会」(堺市西区のアリオ鳳)や、5月29~30日の「フューネラルビジネスフェア」(横浜市西区のパシフィコ横浜)に出展を予定している。【嶋田夕子】

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