宮崎市では、原爆で亡くなった人を追悼する慰霊祭が行われました。
慰霊祭は、被爆体験の語り部活動を行っている宮崎市の市民団体が毎年開催しています。
6日は、広島市の爆心地から1.5km離れた自宅で被爆した中津園子さん(87)も参列しました。
中津さんは原爆で祖父母と母、姉の4人を亡くしていて、原爆投下の時刻に合わせ黙とうを捧げました。
(中津園子さん)
「(同じ場所にいて)私だけが助かった。それ自体とても苦しいです。亡くなった母たちの思いを伝えたい。きっと悔しいと思う。」
(高校生)
「私たち若い世代も原爆について知って、次世代に伝えていくことが大事だと思いました。」
今年3月時点で、広島と長崎での被爆者は宮崎県内に234人いて、平均年齢は87歳を超えています。
市民団体では、被爆2世にも語り部活動への参加を呼びかけながら、平和の尊さを次世代につなぎたいとしています。
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