広島県に原子爆弾が投下されてから6日で79年です。
宮崎県高鍋町の高校では、生徒などが「平和の鐘」を鳴らし平和への誓いを新たにしました。

高鍋高校にある「平和の梵鐘」は、「広島平和の鐘」の作者で人間国宝の香取正彦さんが制作し、1992年に高校創立70周年の記念品として卒業生が寄贈したものです。
6日は生徒や教職員など約70人が参加、生徒会長の山下真央さんが平和への誓いを述べました。

(高鍋高校 山下真央生徒会長)
「私たちは79年前の出来事を繰り返してはいけません。無駄にしてはいけません。戦争によって当たり前の毎日が奪われる世界を作ってはいけません。」

そして、広島に原爆が投下された午前8時15分。
平和を願う鐘の音が響き渡る中、黙とうが捧げられました。

(高鍋高校 山下真央生徒会長)
「79年前にあったこの出来事を忘れるわけにはいけないという思いが強いです。先輩方やより上の年代の方々から受け継いできた思いがあるので、それを後世に伝えていきたいと思いました。」

ウクライナや中東では今も戦闘が続き、世界は核の脅威に直面しています。
生徒たちは、原爆の犠牲者を悼みながら、平和への誓いを新たにしていました。

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