島根県松江市に住む20代女性が、携帯電話に届いたSMS・ショートメッセージをきっかけに受け取った「10億円を受け取る権利がある」との言葉を信じ、手数料などの名目で求められるまま29回に渡り電子マネーカードを購入、あわせて約116万円をだまし取られる詐欺被害にあったことが分かりました。

詐欺被害にあった松江市の20代女性は、2024年4月15日に、携帯電話に「抽選結果が届いています」とのURL付きのSMS・ショートメッセージが届き、URLを開いたところお金がもらえるとの内容が表示されていたということです。
翌日にさらに携帯電話に、「受け取り方法を確認し、連絡をお願いします」というURL付きショートメッセージが届き、URLを開いたところ、「10億円を受け取る権利があり、手数料を電子マネーで支払う必要があるなどと記載されていたことから、女性は10億円がもらえるものと信じ込み、手数料として1000円分の電子マネーカードを購入し、カード番号を犯人側に伝えたということです。
するとそれが呼び水となったのか、その後犯人側から「10億円を受け取るための保証金」、「口座に10億円を振り込むための手数料」、「高額当選証書発行手数料」など様々な名目で、電子マネーカードを購入しカード番号を伝えるよう求められ、それらに応じて4月16日から22日にかけてあわせて約116万円分を購入したということです。
女性は、これで電子マネーカードの購入費用がなくなったことから家族に相談したことで詐欺被害にあったことが分かったということです。
警察は、「応募していない宝くじや懸賞に当選することはなく、会ったことの無い相手から電子マネーカードの番号を教えるよう求められたら、詐欺である可能性が高い」として、注意を呼び掛けています。

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