女郎ぐも相撲の戦いを見守る人たち=高知県四万十市の一條神社で2024年8月3日午前10時47分、上野力撮影

 土佐の小京都・高知県四万十市の夏の風物詩「第71回全日本女郎ぐも相撲大会」が3日、一條神社(同市中村本町)で行われた。幡多地域の中学生以下が参加する「一般の部」と誰でも参加できる「観光の部」に、64人が参加した。

 クモは体長20ミリ以上の「幕内」と、それ以下の「十両」に分けられ、長さ約50センチの棒の上で対戦。子どもたちは近くの山などで捕ってきた自慢のジョロウグモを持ち寄り、クモを持っていない観光客は主催者が用意したジョロウグモで参加した。

 試合が始まると、参加者と観客らは棒の先のクモの動きを真剣に見つめながら「頑張れ」「落とせ」などと声援を送った。かみついたり、相手が逃げ出したりするなど、勝負が決まると歓声と落胆の声が会場に湧き起こった。【上野力】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。