沖縄県警嘉手納署は7月31日、警察官などを装った特殊詐欺(おれおれ詐欺)で、本島中部に住む建築作業員の20代男性が現金250万円をだまし取られたと発表した。別の建築作業員の30代男性=本島中部=も、同様の手口で99万円の被害に遭った。

 署によると、20代男性は7月12日、通信業者を名乗る男から「あなたの名義で迷惑メールが発信されている」とうその電話を受けた。その後、県外の警官や検察官を名乗る男らが電話で「捕まえた犯人からあなた名義の通帳やキャッシュカードなどが出てきている。保釈金300万円を納めてください」などと言い、指定の口座に現金250万円を支払わせた。

 30代男性は5月、通信業者や警官を名乗る同様の手口で現金99万円をだまし取られた。署は手口が似ていることから、同じ特殊詐欺グループによる犯行の可能性も視野に捜査している。

 県警によると、今年の県内のおれおれ詐欺の被害認知件数は7月末現在で11件(被害総額約2200万円)あり、このうち警官をかたった犯行が7件を占める。

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