JA大樹町で、顧客の預金口座を不正に解約して現金を盗んだ罪に問われている元職員の女の初公判が8月2日開かれ、女は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、仲沢明穂被告(28)は、JA大樹町の職員だった2023年3月から2024年2月の間、顧客の定期預金口座を不正に解約し、払戻金約3100万円を盗んだ罪に問われています。
8月2日、釧路地裁帯広支部で、991万円分の公判が開かれ、仲沢被告は起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は、3年前から給与に見合わないブランド品を購入するようになり、消費者金融を利用し、返済に困窮するようになったと指摘。そのために、高齢の組合員なら気が付かないと、口座を解約し、現金を盗むようになったとしました。
仲沢被告は札幌市のデパートなどで、30万円のブランドバックや180万円の買い物をしていたほか、交際相手のブランドバックや時計を購入していたということです。
仲沢被告は、ベージュのTシャツと、グレーのスウェット、メガネ姿で法廷に現われ、検察の証拠調べ中に、上司の供述が読みあげられると、涙を流していました。
JA大樹町によりますと、仲沢被告は2022年3月から2024年2月までの間、合計6692万円を盗み出していたことが判明していて、懲戒解雇されています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。