広島県は、先月28日までに新型コロナウイルスに新たに感染した人数が、前の週に比べて約1.3倍増えたと発表しました。

県によりますと、先月28日までの1週間に県内で新型コロナウイルスに新たに感染した人は、1医療機関あたり「14・37人」で、前の週に比べると約1・3倍増えて、4週連続の増加となりました。

県内では新型コロナの感染者が急激に増えていることから、先月25日から県が独自に運用を始めた「新型コロナ医療ひっ迫警報」を発表し、注意を呼び掛けていました。

保健所別でひとつの医療機関あたり「13人以上」の感染者が出ると警報が出される基準となっていて、基準に達した保健所は先週の2カ所から4カ所に増えたことで警戒を強めています。

県は今すぐに医療がひっ迫する状況ではないとしながらも、医療体制が縮小するお盆の期間を迎えることなどから、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

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