記録的な大雨による秋田県での被害が徐々に明らかになってきている。浸水などの住宅被害は250棟に上っているほか、農林水産関係の被害額は20億円、土木関係は100億円を超えた。
今回の大雨による建物被害は、由利本荘市や上小阿仁村など11市町村で確認されている。このうち、浸水などの住宅被害は、30日午前8時半時点で252棟となっている。
また、広い範囲で農地が冠水し、水稲や大豆・園芸作物などで2016ヘクタールに被害が出ている。これに、農業施設や林業・水産関係を加えた全体の被害額は21億6000万円余りに上っている。
堤防の決壊や道路に土砂が流れ込むなど、土木関係の被害額は114億680万円となっている。
由利本荘市と上小阿仁村では、土砂崩れや道路の損壊により水道管が破裂して137戸で断水が続いている。このうち126戸が上小阿仁村の被害で、復旧のめどは立っていない。
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