北アルプス西岳の頂上付近(標高約2680メートル)のテント場で宿泊していた男性が体調不良で消防防災ヘリで救助され、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は2人パーティーで中房温泉登山口から入山し、7月28日、テント場で宿泊していましたが、体調不良となり、同行者の大阪府の54歳女性から29日午前5時前に救助要請がありました。
地元の遭対協が出動し、男性と女性をそれぞれ消防防災ヘリで救助し、松本市内の病院へ搬送しましたが、その後、男性の死亡が確認されました。女性は軽傷のもようです。
西岳は中房温泉と槍ヶ岳を結ぶ「表銀座」と呼ばれる人気のルート上にあり、槍ヶ岳の好展望で知られています。
北アルプスでは山岳遭難が相次いでいて、27日には燕岳に向かう登山道で千葉市の61歳の男性登山者が体調を崩し、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
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