梅雨前線の影響で秋田県内では30日明け方にかけて大雨となる見込みで、土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要だ。この雨で、湯沢市の土砂崩れ現場では、29日も行方不明の男性の捜索を断念した。

湯沢市上院内の高速道路の工事現場では、市内で記録的な大雨となった7月25日に土砂崩れが発生し、作業していた60代男性が巻き込まれた。しかし、二次災害の恐れがあり、28日までに本格的な捜索はできていない。

29日朝も警察や消防など関係機関が現場に集まり協議したが、現場周辺では断続的に雨が降っているほか、現在ものり面の一部が崩れるなど二次災害の恐れがあるため、29日も捜索しないことを決めた。

秋田地方気象台によると、30日明け方にかけて大雨となる所がある見込みで、30日午前6時までの24時間に降る雨の量は120ミリと予想されている。

これまでの雨で災害の危険度が高まりやすくなっている所があることから、土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要だ。

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